導入事例
Case study
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チューブロール式包装機×フィーダー計量機
コーヒー生豆の需要拡大に対応するため、小分け作業を手作業から自動化に向け計量機メーカーと協力し実現
ユーエスフーズ 株式会社 様
背景
原料の入った大型袋から小分けする作業を自動化し生産性向上を図りたい
ユーエスフーズ(株)様では30kgから70㎏の麻袋に入った焙煎前のコーヒー生豆を産地より調達しており、麻袋から手作業でコーヒー生豆を小分け計量、ファスナー付き不織布や紙袋などに充填包装し販売を行っております。
コーヒー生豆の需要が増え小分け商品の生産量が増えた事で、小分けする担当者の負担が大きくなると感じ、自動化を検討する中でコーヒー豆の工場ではお米用の石抜き機などを使用している情報を知り、検索サイトにて「お米」「自動計量機」と検索したところ、ご縁あって弊社HPをご覧になりコーヒー生豆でも対応出来ないかとご相談頂きました。
弊社より資料や実績などのご紹介を行い、計量包装機だけではなく生産ライン自動化のご検討を頂きました。
解決方法
手作業から計量機・包装機の導入
弊社チューブロール包装機は食品原料など計量可能な原料であれば手作業を自動化する事が可能です。
更にチューブロール包装資材を使用する事で包材をセットする手間を減らし、型替操作を行う事で様々な品種・重量の製品を製造する事が可能です。
まず、コーヒー生豆サンプルをお借りして計量包装が可能か社内でテストを行い課題を整理致しました。
お米と比較して焙煎前の生豆は水分を多く含んでおり比重が重く、大きさも原産地や規格により様々であるため、通常の昇降機や計量ホッパーを使用した場合に噛み込みが発生する事を想定し、確実な方法としてエア搬送装置と振動フィーダー型計量機を検討しました。
また最大70kgの麻袋を持ち上げる負担を無くすため原料投入口を足元に配置し、上部タンクにエアー搬送し、操作を行う事で計量包装機が作動し、指定数量、重量でパッケージを開始するというイメージをお客様に提案しました。
導入効果
チューブロール包装機の導入により生産効率向上、省人化に貢献
弊社チューブロール包装機は機構がシンプルなため故障も少なく簡単操作で誰でも容易に扱えます。
今回、イメージに御賛同頂いた事で、大袋からの「計量 ⇒ 充填包装」に必要だった人手を自動化し、ファスナー付き不織布包材からチューブロール包材に変更した事で1度の包材準備で何度も計量包装を行う事が可能となり、毎回不織布包材に品種・生産国のタグを取り付ける作業が、包材の型替操作時に印字データを変更するだけで自動的に品種・生産国の印字が出来る様になり作業者への身体的負担が減り生産効率が向上しました。
また、重量選別機をラインに組み込む事で製品品質を向上させる事とオペレーターによるダブルチェック等の単純作業が無くなる事を実現させ商品製造はパートタイマーで完結。その分、正社員の方はクリエイティブワークに集中する事が出来る様になりました。
事例概要
自動化による省人化・簡素化により作業効率UP・安全性UP・品質U P
1台のチューブロール包装機で、比重や大きさの異なる原料に対応し自動化・省人化のみだけではなく、エアー搬送装置のマグネット部やフィルター部で原料由来の細かい繊維などの異物を除去する事で品質が向上した商品が短時間で生産出来るというラインが導入出来ました。さらにチューブロール包材は生産から製品の投入まで外気に触れる事がなく、サニタリー性に優れた包装資材となります。弊社チューブロール包材のラインナップにはガゼット付き、チャック付き、機能性付帯、環境対応材質のご用意もございますので変化する環境にスピーディーにご提案する事が可能です。